GoodMorning 石巻

株式会社山形屋商店

当社は、海から離れている場所にあり津波の被害はありませんでしたが、地震の規模が大きく事務所と工場に被害が出ました。電力供給等の問題で三月中は工場が本格稼働できずにいた時期に同県のお客様より以下のお話をいただきました。
『震災後は近所のお店も被害を受けた為に数日はお店も開かず、食べ物を簡単に手に入れる事ができなくなりました。家に残してあった仙台麸は日持ちもして、お味噌汁や煮物などの中に入れる事ができ、家の中のあり合わせで様々な種類の食事を作ることができました。』
この他にも皆様から大変温かいご声援を頂き、誠にありがとうございました。
これからも「手づくりの味　仙台麸」を今まで以上に心を込め、東北の復興の為に当社が出来る事として一人でも多くのお客様に召し上がって頂けるよう努力して参ります。

仙台麩とは

「あぶら麩」は、明治のころより宮城県北部登米地域で、主にお盆の時期に作られておりました。
　現在も、油面に浮いている麸の生地を、手作業で一本一本切り込み、形や大きさを均一に整えるという熟練の作業で、生産されています。
　手づくりの味を大切にし、昔ながらの製法を基本としながら、四季を通じたお客様の需要に対して安定した品質で提供できるよう、一定時間に多数を均一に揚げる装置を独自に開発、現在では、機械的に良しとする工程は生産機に置き換えて製造しております。
　また、平成11年より、宮城県の地場産品として広く知っていただくため、一般的な「あぶら麸」という呼称から、「仙台麸」という商品名で、全国の市場にお届けしております。